現実的、自律的なキャリア開発を目指す

大学教員という仕事

学問への扉(大学教員という仕事) とは?

「大学教員の仕事」について、ペアワークやグループワークを基本にしながら、プレゼンテーション、オンライン学習(動画視聴)、話題提提供者による事例紹介など様々な教育方法で学びます。また研究計画書の作成、模擬授業を通して、大学教員の仕事を模擬体験します。

目的と概要

この授業は、入学した「大学」という場所をより深く知るために、大学教員の仕事に関するディスカッションや、研究・教育の模擬体験を通し、大学ならびに大学教員が社会において果たす役割、日本の大学教育の特徴について考えることを目指します。

学習目標

  • 1.大学教員の業務を説明できる。
  • 2.日本の教育制度や、日本の大学の特徴を説明できる。
  • 3.自身の関心に基づき、研究計画書を作成できる。
  • 4.自身の関心に基づき、大学生向けの模擬授業ができる。
  • 5.大学や大学教員が社会において果たす役割について持論を述べることができる。
  • 6.他者の意見や発表に対して批判的(クリティカル)な視点でコメントができる。。

15回の内容

第1回
オリエンテーション;大学教員に対するイメージ/大学教員の業務
第2回
大学教育に関する基礎知識;多様な高等教育機関/大学教員のキャリアパス
第3回
【研究編】研究のプロセス;「研究をする」とは/多様な研究方法
第4回
【研究編】研究のマネジメント〈ゲストスピーカー〉/研究計画書の作成
第5回
【研究編】研究計画書の発表と改善
第6回
【研究編】大学教員が研究することの意義についてのディスカッション;研究の意義
第7回
【研究編】様々な授業の紹介/マイクロティーチングの説明
第8回
【教育編】大学教員が教育することの意義についてのディスカッション;「文系廃止論」
第9回
【教育編】世界の教育制度
第10回
【教育編】MOOC体験報告とMOOCが大学に及ぼす影響についてのディスカッション
第11回
【教育編】プレゼンテーションのコツ;マイクロティーチングのお悩み解決!
第12回
【教育編】マイクロティーチング(模擬授業)実践 (1)
第13回
【教育編】マイクロティーチング(模擬授業)実践 (2)
第14回
大学教員の社会貢献と大学の意義
第15回
リフレクションセッション;全体のふりかえり

※受講者数や理解度によって内容が前後する場合があります

対象

学部生(1年)

講師

教員からのメッセージ

小中学校の教員になるための授業は1年生から始まるのに、大学教員になるための授業はなぜ存在していないのか?この授業はそんな素朴な問いから始まりました。大学教員を目指しているあなたも、まだ決めかねているあなたも、そんなことを考えたこともないあなたも、「大学教員という仕事」をテーマに、今、通っている大学がどんなところなのか、一緒に考えてみませんか?

授業の様子